土づくり 2

以前、備前の土づくりについて紹介しました。
(→2011-02-05 - 備前 やきものと暮らし



うちでの土づくりは
乾燥した状態の土の固まりから、石や砂を取り除いて土を選り分けることから始まります。

今行っているのは、中でも細かく砂と土が混じった状態から
土だけをより分ける作業。
「水簸(すいひ)」といいます。


このような細かい砂・土を水に溶かして

下のほうに粒の大きな砂、上のほうに粒の細かい土の層ができるので、
土の層をすくって漉します。


漉した後は、底に沈澱した土を絞ります。



とろーりとして、おいしそうな土。
始めはジャリジャリしていたのに、こんなにきめ細かい土ができました。

あとは、程よく乾いたところで、練って使える状態にします。



土なのですが、どうしても食べ物とイメージが結びついてしまいます。
こし餡づくりもこんな感じかなと思ったり
小学校の時のジャガイモでんぷんをとる実習を思い出しました。



やきものづくりに水は欠かせません。
山の水を引いてありがたく使っています。