作陶をみる

備前焼の手入れ。

ここひと月かかりきりだった手入れ(ペーパー掛け&水洗い&検品)が やっと一段落しました。 埃にまみれた器を水に通す瞬間は、器物に血が通うようで、毎度ときめきます。 仁

窯出し終わりました。

先日窯出しをしました。毎回この時ばかりはドキドキです。今回も新たな発見や反省が見つかり、また次回に繋げて行きたいと思います。 出す前の器に降り積もった灰や、ひだすきに使用した藁の 白く残った姿はとても美しく、崩してしまうのが惜しい程です。 仁

窯焚き終わりました。

あぶりを含めて8日間の窯焚きも無事終わりました。やっと一段落。。 窯出しが今から楽しみです。 明け方に終わり。朝焼けがとてもきれいです。 仁

窯詰め。

ウドから一の間、ケドと詰め、窯詰めも終わり。 今回もしっかりと詰まりました。 大きめの雑木で2、3日あぶったあと本格的に 下焚きの炙りに入ります。 仁

土づくり。

制作しつつ日中は土つくりをしています。 金槌で原土を叩いて石を取り除いたり、荒い土を分けたり。 地味ですが、焼締めにとってはとても大切な作業です。 原土の一番良い部分はとってもおいしそう。 朝晩涼しくなって過ごしやすくなり仕事も捗ります。 仁

灰漉し。

凍らなくなって水簸(灰漉し、土漉し)するには良い季節になりました。 山の水を引いているので、大量の水を使用する水簸仕事にはとても助かっています。 仁

手入れ→水洗い。

今年に入ってずっとしていた手入れ(全体にペーパーがけ)がやっと 一段落して、水洗いしました。 埃だらけの器を水に通すと土の表情がはっきり見えます。 最も楽しい瞬間です。 仁

窯焚き〜窯出し。

天候に恵まれ、今年の窯焚きが無事終わりました。 40年備前焼をつくってきている義父も「毎回の窯が初めて」と言うとおり これまでの経験からすることと、新たに挑戦する部分と、 その時の天候や火の回り方、温度の上がり方、 いろいろな状況を見極めて探り…

松灰。

窯の中に残った松灰。 釉薬の大事な材料です。 800束近く焚いても取れるのは米袋2つ分くらい。 水漉するとさらに使えるのは半分くらいになります。 なので残さずきれいに回収。 仁

窯のあと。

窯場には心地よい静けさがあります。 割り木を束ねていた針金。 仁

窯焚き。

今回も割木は小割りを含めて800束弱運び込みました。 現在3日目で窯(うど)は1000℃程です。 それにしても今日は最高の秋晴れ。 仁

窯詰め

備前ではすっきりとした秋らしい陽気が続きました。 ブログが滞っていましたが、数ヶ月かけて備前の土づくりから制作までしてきました。 昨日より、窯詰めをしています。 窯詰め前にはレンガや棚板の掃除など、 制作とは全く違う仕事になります。ここからは…

半乾き。

田土の良いところを叩いて土を締めていくと しっとりとした艶が出てきます。 焼けると表情はまた変わってしまうのですが 半乾きのこの状態は黒陶のようです。 仁

型づくり。

石膏で型を製作中。 ここからノミで彫り込んでいきます。 彫刻科だった大学時代の木彫を思い出します。 朱墨で目印を。 仁

7月

今年も桔梗の季節がやってきました。 夏は植物の生長に追われるようにして 木の剪定、草取りなど、家の周りを整えるのも大事な仕事。 涼しげな染め付けの試作もしました。備前焼の焼き締めとも、釉薬の器とも違う仕事。 また楽しみが増えそうです。

窯焚き

早くも梅雨入りですね。今年は家のまわりで毛虫が大量発生し、 虫との戦いがしばらく続きそうです。。 ちょうど1ヶ月前になりますが、備前の窯焚きをしました。窯詰めに3.4日、窯焚きには1週間から10日かかります。 窯詰め 積み上げた割木 はじめは少しずつ …

釉薬の姿

。。というほどでもないのですが、 ある日、バケツにカレーのスパイスのようなものが! こちらは別の配合! 灰、長石、などなど、こうして配合して釉薬をつくります。 あとは、水の加減で釉薬のどろどろ具合を調節。 釉薬を撹拌して、素焼きの器たちにかけて…

土づくり3

順番は前後するのですが、 土づくりの一番はじめのお話。まとまって保管してある土から、石、砂を除いていく一番はじめです。 ざっくりと篩にかけて 手のひらに乗る程の固まりを、砂のかたまりと土のかたまりに分けます。 表面だけを見て砂と分かるものは除…

土づくり 2

以前、備前の土づくりについて紹介しました。 (→2011-02-05 - 備前 やきものと暮らし) うちでの土づくりは 乾燥した状態の土の固まりから、石や砂を取り除いて土を選り分けることから始まります。今行っているのは、中でも細かく砂と土が混じった状態から …

最近のしごと

備前の手入れと並行して、 釉薬ものの制作をしています。 今日の花 先日のごはん

窯出し

まだ一部なのですが、 窯出しをしました。出てきた作品をみて 「おぉ〜、ええ焼けじゃ」と言ったり 「あぁ〜(割れていた)」と言ったり 「ふ〜ん(こうなるのか)」と言ったり家族全員で「こんなのがでた!おぉ〜!」となって盛り上がったり。 窯詰めの逆で…

窯焚きおわりました。

昨日、朝5時、窯焚き終了です。 あとは1週間冷まして、窯出し! 窯焚き最後のほうの様子です。 温度が上がってくると、中の器の色、炎の色が変わってきます。 15分〜20分ほど時間をおいて割り木をくべるので、待っている時間は座って話をしたりしています…

窯焚き

窯焚きが続いています。

窯焚きはじまりました。

あいにくの雨でしたが、割り木を窯場に積み上げ 潮目をみて火を入れました。 窯の入り口を閉めて 塩を盛り、神棚を整え、火を入れる。 割り木は3メートルほどの高さに積み上げられ 1週間かけてほとんど使い切ります。 窯の中は、まだ50度ほど。

窯詰めおわりました。

3日かけて窯詰めが終わりました。 ほとんど全ての作品がちょうど収まって、あとは、窯焚き。 もう人の手は加えられません。今日は私は手伝えませんでしたが 割り木を窯場に運び込んで 窯の入り口でちょろちょろ焚きをして煙を窯の中に通しています。 窯詰め…

窯詰め2日め

昨日2日め。登り窯は部屋が大きく3つ連なっているのですが、 2つめまでほぼ終わりました。 空間の中に、下から順にレンガと板を使って棚を組みながら詰めていきます。 一人が中に入って、外から作品を渡します。 藁やもみ殻を使ったり、 灰が溶けて作品が…

窯詰め

4日朝、窯詰めが始まりました。 12月のひんやりした窯場で、 家族4人で窯詰めです。窯の上や周りに作品が整然と並んでいます。 窯の中に、棚を組みながら作品を詰めていきます。 火の流れとか、作品をどう置いたらどんな景色が出来るか想像しながらの作業…

土づくり

土については、やきものづくりにおいて最も重要で奥が深い部分と 感じているので、簡単には言えないのですが、昨年末に土づくりを しましたので、その様子を。備前焼きの土は、田んぼの底4〜5mくらいの深さにある土です。うちにある土の一部。 この乾燥した…

石膏で型をつくる

ご無沙汰しております。 備前もすっかり涼しくなり、今日は爽やかな秋晴れです。 最近の仕事場の様子は。。 石膏を削っております。作品の作り方は様々で、今やっているのは石膏で作った型でかたちを作る方法です。 石膏を、作りたい大きさの型に流して固め…

窯焚き 2

窯の中の火の色が、どんどん明るく白っぽくなり、窯から発せられる熱も高くなっていきます。 昨日の午後から、2人がかりで窯焚きが続いています。登り釜。斜面に段々と部屋が連なった窯です。 手前の部屋から割れ木をくべていき、温度を上げ、 中の火の色や…